
広島県産の八朔(はっさく)をまるごと使った和菓子「せとこまち」が7月1日、全面リニューアルした。
もみじまんじゅうの製造販売を行う「にしき堂」(広島市東区光町1)が広島大学との共同研究で2010(平成22)年3月から販売している同商品。発売から15年が経過し、時代や好みの変化に伴い、売上の伸び悩みが見られるようになったことから、地域素材の魅力を再発信する目的でリニューアルを行った。
今回のリニューアルでは、従来のレモン味を終売とし、因島発祥の八朔に特化した。果肉と皮をジャムと求肥に練り込む。八朔ならではのほろ苦さとジューシーな酸味が特徴という。三層構造の和スイーツで、八朔ジャムを八朔ピューレ入りの求肥で包み、しっとりとした煎餅でサンドする。
パッケージには八朔の皮と風呂敷をモチーフにしたユニークなデザインを採用し、「むく楽しさ」という遊び心も加えたという。
販売価格は940円(6個入り)。にしき堂の直営店および公式オンラインショップで販売する。